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インタビュー・コラム

聖火トーチに関するコラム

福島発!2020年東京大会聖火リレーを目指すトーチについて

西郷村にある企業で開発中の聖火トーチが、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の聖火リレーでの採用を目指していることをご存じでしょうか。
被災地で開発された聖火トーチが、2020年の聖火リレーで採用されれば、被災地に明るい話題を届けると共に、震災からの復興を世界に発信することにも繋がっていくでしょう。

聖火トーチを使用する様子
聖火トーチを使用する様子

聖火トーチを開発しているのは、西郷村の白河製造所を開発拠点としている日本工機株式会社。同社の聖火トーチは、1964年の東京大会での聖火リレーのほか、1972年札幌、1984年サラエボの両冬季五輪でも採用されています。最近では、2017年冬季アジア札幌大会の聖火リレーでも採用されています。2020年の東京大会でも採用されれば、2度目の東京大会聖火リレーでの採用となります。

前回、1964年の東京大会では、「雨でも風でも絶対に消えない」こと、そして「たなびく白い煙」を備えたトーチの開発に取組み、見事に成功させ、採用されました。
しかし、最近は屋根付きの競技場も多いことから、従来の煙の出るタイプに加えて、煙の出ないタイプの聖火トーチの開発を進めています。

1964年東京大会で採用された聖火トーチ
1964年東京大会で採用された聖火トーチ

東日本大震災では、他の県内企業同様、白河製造所も生産施設に大きな被害を受け、一時的に稼働停止を余儀なくされました。しかし、そうした逆境をも乗り越え、2014年12月に打ち上げられた「はやぶさ2」では、搭載した衝突装置(小惑星表面に人工のクレーターを形成するための装置)に同社製品が採用されるなど、震災からの着実な復興を進めている企業となっています。

日本工機株式会社の白河製造所で開発された聖火トーチが、復興五輪を掲げる2020年の東京大会で採用されれば、福島県の復興を世界にアピールする絶好の機会となるでしょう。また、2019年に発表される予定の2020年東京大会聖火リレールートでは、東日本大震災の被災地をルートに含めるなどの案も浮上しています。

被災地である福島県で開発された聖火トーチが、聖火リレーで被災地を巡れば、福島だけでなく岩手、宮城両県等の被災地全体を勇気づけることにも繋がるでしょう。
最終的には、聖火リレーのコースも含め、どの製品を採用するかは大会組織委員会が決定することになりますが、2020年の東京大会では、福島で開発された聖火トーチが世界から注目されるスポーツの祭典に華を添えることを県民の一人として期待しています。

なお、2017年2月現在、聖火トーチ(レプリカ)を、福島県庁西庁舎2階で展示中ですので、県庁にお立ち寄りの際にはぜひご観覧ください。

県庁西庁舎2階で展示されている聖火トーチ(レプリカ)
県庁西庁舎2階で展示されている聖火トーチ(レプリカ)

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